ベルギー🇧🇪SCABAL社のイベントが青山のヴァルカナイズロンドンで開催されました。
久しぶりに山本がブログを書きます。🤓✌️
今回はパーティー形式ではなく、イベントに合わせてベルギーからSCABAL会長GREGOR THISSEN(グレゴ・ティッセン)氏が来日されているとのことで前回に引き続きお声をいただきました。
SCABAL会長GREGOR THISSEN(グレゴ・ティッセン)氏
会長と対談、わたくし山本とダブル安藤 和気藹々の雰囲気
顔真っ赤!実は、対談の順番を待っている間に時間があったのでいま人気のシャンパンだからとオススメしていただき、美味しくて何倍もおかわりしてしまいました。
安藤Tの質問「スキャバル さんの生地がとっても多いのですが管理は大変ではないですか?」
グレゴ氏「スキャバルでは、世界中の数多くの著名人へ衣装提供していて、最近では007パーティーで主演のダニエル・クレイグ氏が着ていたピンクのベルベットジャケットがスキャバルの生地だったんだけど、なんとパーティー終了後1週間で完売してしまってね」
「今スキャバルで品切れているのは、3000〜4000品番あるうちの4品番だけなんだよ」と一同びっくり。
生地の品切れで顧客が求めているスーツが作れないという事がないよう徹底した在庫管理を行なっているんだそう。
「コロナウイルスが落ち着いて注文が増えてくる事を見越し、コストカットや縮小をせず在庫を十分に補充して先行投資を行なっていた。過去にもリーマンショック等で厳しい時期を経験してきたが、その際も生産を怠らずに乗り越えて来たんだ」と仰られていました。
他社では品切れが多く出ている中でも安定供給できているのにはこういった理由があったんですね。
山本の質問「TAGARUでもスタイリストさんから依頼されることがあってスーツで協力しているのですが、ここぞという作品では必ずスキャバルさんの生地を使用するんです。生地をスタイリストさんと決めてから最終監督のゴーサインが出るまで品切れては命取りですから。でもスキャバルさんの生地は仕立て映えるのか評判がよくて助かってます」
グレゴ氏ちょっぴり社交辞令でしたがグレゴさんまんざらでもない満面の笑み。
「若いテーラーが活気付いてくれることは今後のスキャバル の将来においても大事なことだよ。」
安藤Mの質問「日本の若者がスキャバルをかっこよく着れるようになるためにはどのような意識が必要ですか?」
グレゴ氏「いま世界では環境に配慮した生地作りや工場運営を目指している。特にヨーロッパでは工場から出る水は”入れた時よりも綺麗な状態にして排出する”ように徹底しているからね」
さらにはウールやカシミヤなど加工の際に風で飛び床に落ちた毛を集め再生ウールや再生カシミアとして製品を作ったりするなど、環境配慮に力を入れている。また、どこの牧場で誰が加工し、どのルートで流通しているのか全て追跡できる”トレーサビリティ”の面でも徹底した管理がされている」
「日本ではまだヨーロッパほど環境問題への関心が高く無いですが、若者を中心にサスティナブルという言葉に聞き馴染みはあるはずで、こういった生産背景やトレーサビリティについて伝えていくことができれば高価な生地であっても価値提供はできるのではないだろうか」「スキャバルの生地を知れば自ずと手にとるようになるだろう」
山本「我々のようなどこの誰だかわからないような若者に対しても長時間お話しいただいたことに感謝しています。
スタッフも刺激を受けてよりスキャバル の歴史と情熱を感じたことだと思います。」
Diamond Chip (ダイヤモンド チップ)
ダイヤモンドが擦り込まれたウール150's80%とシルク20%で構成される極上の生地。
LAPIS LAZULI (ラピスラズリ)
贅沢で革新的な生地を創造するスキャバル。完成度の高い最高級150'sウールにラピスラズリ。
TREASURE BOX (トレジャーボックス)
コレクションはスーパー150'sウールに24金を加えた構成ゴールドストライプ。
etc...
ビジネスからパーティーまで、幅広いラインナップを誇るSCABALの生地🇧🇪
ダイヤモンドチップやラピスラズリは常に置いていません。ご検討されたい方は事前にご一報ください。
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