前回マッスルボディーシャツの新型で黒シャツだったのですが、黒紺茶などの濃色シャツの場合手入れが難しいと相談を受けるのを思い出しました。
クリーニングに出すとテッカテカに黒ビカリ✨に白ちゃけってきます。
それはシャツ1着1,000円以上の高級クリーニングであっても大抵そうなります。
そういった場合の手入れは、自宅で洗濯アイロンが一番ですが手間ですよね。
その時の僕のアドバイスは「ん〜。(考えたフリして)・・・仕方ないっすね。難しいですよね〜。」苦笑いです。
1・黒や濃い色を着たいならポリエステルか、形状記憶(形態安定)シャツでアイロン要らずを選ぶか。
2・クリーニング後、諦めてテカッてでも着るか。
3・自宅洗濯の場合アイロン適当にしてシワを気にせず着るか。
少し大変かもしれませんが、好きな黒シャツ着るなら、自宅で洗濯してアイロンかけてみませんか?
まあそんな難しく考えないで、面倒とか、時間がないとか、不器用とか言わないで、
女性だって毎朝のメイクやってんですから、男だって自分のこだわりのあるシャツくらい手間かけてやってみましょう。
と、そんなことで
麻シャツと黒紺色シャツのアイロンの掛け方
*写真多いから動画にすれば良かった😅
*洗濯は内側にひっくり返してから洗濯ネットに入れて洗うと尚良いです。
まずアイロンは高温の低めくらいの設定。麻の場合アイロンに大抵高温度設定となっていますがここでは気持ち抑えめ。
アイロンの蒸気より、霧吹きの方がシワが伸びやすく生地もパリッとします。
ハンカチはできるだけ薄い生地を使って、特に襟周りはチーフを当ててアイロンをしましょう。
まず袖から。袖を通すと結局シワになるので最初にかけます。
最初アイロンで軽〜くシワを伸ばしてから当て布を置いてアイロンをしましょう。当て布(薄手のハンカチがgood)
裏側も軽くかけます。
カフスの内側に当て布を入れてアイロンで伸ばします。
本当なら端からかけて反対側は手で引っ張っておく、今度はもう反対側からアイロンをかけてもう反対側を引っ張る(カフスが縮まない様にするため)なのですが、慣れないうちはとりあえずシワ重視でかけましょう。
本来は表面をかけますが、ここではテカリがイヤなのでひっくり返してかけます。まず背中からかけてアイロン台の角など利用してササっとかけちゃいます。
前も裏にひっくり返して脇下から胸元にかけていきます。
お次に衿をかけて終了となります。が、ただシワを伸ばすだけでは手順は教えるまでもありません。
ここではこの夏、男を1割増に見せる襟元をお教えします。
↓
シャツの襟元は基本的にネクタイが収まる様に作られていて、円柱状の台襟ボタンを開いた時に出来る形状。
これが襟元をもたつかせ、ウネウネが出来る原因になるんです。
それをなるべくフラットにすることがスッキリした胸元への鍵となります。
まず前立てを下から真っ直ぐアイロン掛けてきたところで、台襟下1つ目のボタンあたりでクネッと内側に引っ張り曲げます。
生地の地の目(縦と横の軸)を崩すやり方ですので正式ではありませんが、クールビズ仕様と考えて気持ち強引にアイロンを進めます。
(ここでも黒や紺生地などはテカるので出来るだけハンカチなど敷いてかけたほうがいいです)
衿を引っ張りながらアイロンを上衿までかけていきます。
反対側もボタンが邪魔しますが同じ様にかけていきます。
締めに台襟の付け根あたりをアイロンの先でグリグリとかけます。襟の上では引っ張りながら掛けます。
襟元がぴーん!!と伸びてきれいですね。少し大げさにボタンを開けましたがヨレてません。
夏はジャケットやネクタイがない分、シャツの襟元が重要です。
どこの教科書にも載っていないタガル山本が編み出したシャツのアイロンのかけ方
いかがだったでしょうか?
ほんの一手間挟むことでカッコよくなるのでどうぞ試してみてください。
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